2010-12-01:平成22年第5回定例会(4日目) 本文 (文書 63 発言中)0 発言ヒット ▼最初のヒットへ(全 0 か所)/ 表示中の内容をダウンロード 1:◯議長(島田 稔君) 午前10時00分 開議
◯議長(島田 稔君) これより、本日の会議を開きます。
────────────────────────────────
日程第1 議第65号荒尾市府本地区(会下)
農業用水源減渇水恒久対策
施設管理基金条例の制定についてから日程第17報告第10
号専決処分(損
害賠償額の決定)についてまで(質疑)並びに日程第18一般質問
2:◯議長(島田 稔君) ◯議長(島田 稔君) 日程第1、議第65号荒尾市府本地区(会下)
農業用水源減渇水恒久対策施設管理基金条例の制定についてから、日程第17、報告第10
号専決処分(損害賠償額の決定)についてまで、以上一括議題といたします。
これより、上程議案等に対する質疑及び日程第18、一般質問をあわせて行います。
通告がありますので、順次発言を許します。6番
木原眞一議員。
〔6番木原眞一君登壇〕
3
:◯木原眞一君
◯木原眞一君 きょうから師走、12月1日です。寒くなってまいります。きょうも緊張感を持って、一生懸命やらせていただきます。
発言通告に従い、一般質問を行います。行政当局、市長初め円滑なる明快なる答弁を、よろしくお願いいたします。
まず、第1番目、
府本小学校の環境について。小学校の東側に、荒尾市の
不燃物処理場があります。処理場から処理された水の流末周辺の小
岱山ゴルフ場入り口、行末川の橋のたもと付近で、赤水騒ぎがあっております。
金山焼石地区では、昔から赤水がにじみ出ているところがあります。しかし、私も意に介しておりませんでしたが、あまりにも何か気になりましたので、私もその場所は小学生のころからよく熟知しているところであり、今でも車で毎日のように通るところでもございます。11月21日・日曜日午後4時ごろ、赤っぽく見える、そして、泥のようで岩のようでもあるようなところに、おかしいなと思って右足を踏み入れたら、にょろにょろっと入り込みました。表面が1センチぐらい赤っぽくて、底のほう七、八センチぐらい真っ黒状のノロというかがたというか、シュークリームの中身の状況でありました。糊状の堆積物がありました。何でこんなところにこんな状態でと驚き、採取しました。22日、今議会の開会日の折に、荒尾市のほうへ「こんなやつがあったよ。」と検査の依頼をお願いしました。とにかく何もなく異常なしの結果を100%思っています。処理業務をぴしゃっとやってもらっていると思っていますから、このことをどう考えていらっしゃいますか。赤水騒ぎを、周辺住民、
水利関係者も心配されております。よろしく、御答弁をお願いします。
また、
不法投棄常習地でありました、
府本小学校とそれから
府本小学校南側の常習地で、2年前ぐらいだったと思いますが、役所のほうでごみ回収をやってもらったところでございます。そして、役所のほうで、地主さんに不法投棄の施策を依頼され、現在、
コンクリート製2次製品を
フェンスがわりに設置されております。見栄えは悪いけれども、これで不法投棄がないようになればよしとするかと思いました。その後、ことしの夏以降ぐらい、泥が運び込まれ、埋め立てをするのかなと思いました。しかし、どんな泥を搬入するのか、この空き地は造成するときに宅地状に造成されて、あい中を道が通ったような感じで、谷あいが道状になっておって、その行く先は行末川に流れ出るようになっております。道路状の谷に泥を押し込み、また、変な成分が行末川に流れ込まなければいいがと心配しておりました。そうしたら、その後、草もトラック、大げさに言えば何十台分もあると思えるほどの枯れ草状を搬入されました。どこから泥や草を持って来るんだろうか、草も途方もなく高く広く積み上げられたら心配です。1年半ぐらい前ですかね、
小学校北側で火事騒ぎがありました。そこも草や剪定屑を運び込まれた常習地でもありました。その二の舞いは避けたいなと思います。通学路沿線でもあり純粋な子どもたちの目に心にどう映り、将来どんな影響があるか心配でもあります。周辺住民の方も心配されております。泥置き場、草置き場をどう考えていらっしゃいますか、お尋ねします。
大きな2番、ごみ行政について。荒尾市は平成20年4月から
有料指定ごみ袋制度を導入しました。導入後、ごみ袋の評判はいかがでしょうか。改善する必要はありませんか。大牟田市、熊本市の例を見ながら、ちょっと破れやすいとか高いんじゃないか、そういうふうな話を聞いておりますので、お尋ねします。
次に、大牟田・荒尾両市が
有料指定ごみ袋制度導入後は、
RDFセンターへ
ごみ搬入量は、年間約6000トン減少しております。荒尾市
分ごみ搬入量は、平成21年度1万3951トンで、施設の安定稼働及び経費節減のためには、ごみ減量が必要不可欠であると言われております。今後も
ごみ減量化に向けた取り組みは必要であり、熊本市もそこで、熊本市も始まった
リサイクル、
プラ包装容器の
リサイクル化も、荒尾市も
リサイクル先進地として、
リサイクル品目に考える必要があるのではないかと思います。お尋ねいたします。
次、以前からいつも気がかりではありましたけれども、広い面積の運動公園の除草作業は大変だろうなと、いつも思っておりました。しかし、除草作業後の景観は清々しいもので、ああ、きれいになったなといつも思っておりました。
その後、しかし、刈り取った草の処理はどうやっているのか、そういうふうなところに気がつきました。ここ10年の処理の方法はどうなさったか、お尋ねします。よろしくお願いします。
3番目、今、荒尾市は
オリーブ植栽を推奨して1年になろうとしております。小豆島の
オリーブ栽培は、長い歴史の中で決して順風満帆な業績を上げているわけではありませんけれども、油用で反当たり50万円、塩漬け用で反当たり80万円の収入があると言われております。そして企業参入も、当初4社だったのが今9社になった。そして、
シルバー人材さんも、
シルバー人材さんに登録されておる一般市民さんも、
オリーブ収穫の摘み方の現場講習会もされておる、そういうようなところでございます。収穫時期は9月から11月である。農産物は自然環境に左右されるものですけれども、荒尾市も今、ミカン、それから、米、いろいろあります、梨はありますが、オリーブ、もう
一つ農産物推奨品として植栽を、これはいいんじゃないかというやつが一つあります。梅です。収穫時期は6月と思いますが、梅もオリーブも、そして、オリーブの中身、本物で勝負する必要がある、そういうふうに考えます。そして、宮崎生家、孫文の関係でゆかりのある梅もあるようです。いろんな物語をつくって付加価値を高め、
オリーブプラス梅でヘルシー、そして、「ヨーロッパへ行こう。」なんかキャッチフレーズで、そういうふうな感じで農業、オリーブのほかに梅植栽による
農業収入増計画推進を図られたらいいかなと思っております。いかがでしょう。
4番目、下水道未整備地域にも水洗化を。昔は扇風機でよかったけれども、今はクーラー、エアコンです。そして、昔は
ブラウン管テレビでございましたけれども、今や液晶テレビです。人は所得や職業に関係なく人並みの生活を望みます、あたりまえです。また、現在、
高齢化社会の到来に備えるためにも、積極的なるそれに応じた対応した、
生活インフラ整備の公共投資を行政はやるべきじゃないかと思います。
生活インフラ整備の、地域の
生活インフラを成長させる必要があると思います。住むエリアで区別し、同様なサービスを受けられないのは公平でないと思います。受益者で選択できるならばいいけれども、そう思います。
下水道整備地域の
受益者負担金ぐらいで
合併浄化槽装置を設置できる方法を考えられないか、お尋ねします。
これからは水洗化、
ウォッシュレットを使える
トイレ環境と思います。もちろん、洋式でございます。ひざが痛い、下半身の傷みなんかふえてまいります。また、近隣市町村の長洲町、玉名市、旧岱明町の
公共下水道に接続できないか、また、桜山、八幡台の処理場に接続できないか、
下水道整備地域の個人負担で、
受益者負担ぐらいで格差のない水洗化の受益をできる仕組みを考えられないか、お尋ねします。
ウォッシュレットが使える
トイレ環境を、どうにかならないものかということでございます。
5番目。30年前ぐらいに、生コン舗装した村内の生活道路、里道利用の生活道路も、今ではひび割れ、
継ぎ接ぎだらけ、路肩もえぐられております。今や高齢者が多くなっているので、やたらと公役もままならなくなってきている状況でもあります。村内の生活道路も、そろそろ全面的なる改修を、また、排水路や側溝付きの生活道路を整備する必要があると考えます。そして、荒尾市に貢献された先祖代々地域を守ってこられた家族の方々が、プライドを持って誇りを持った方々が住んでいらっしゃるところの道路環境をよくすることは大事なことじゃないかと思います。
それに、今の荒尾市の政策においても移入者、よそから移り住んでこられる方、大歓迎の住宅政策もよしと思いますが、昔からある集落の
生活インフラを整備する、考える必要があると思います。今こそ地域の
生活スタイルをグレードアップさせる政策が求められていると思います。そうすることが、ふるさとへさまざまな技術を持った、能力を身につけられた方々が大挙して戻ってこられる、そういうふうになると思います。また、ふるさとに戻ってこられるように仕向ける必要があると思います。それには、まず、トイレの水洗化、
ウォッシュレットができるやつと生活道路の整備と思います。暮らしやすい状況にするのが行政の役目ではないでしょうか。
村内の排水対策と生活道路としての改善をどう考えるか、公共用水への排水対策をどう考えるか、お尋ねいたします。
以上で、発言通告に伴う壇上での質問を終わり、議長の許しを得て質問席によって再質問をやらせていただきます。
4:◯議長(島田 稔君) ◯議長(島田 稔君) 前畑市長。
〔
市長前畑淳治君登壇〕
5:◯市長(前畑淳治君) ◯市長(前畑淳治君)
木原眞一議員の御質問のうち2番目の、ごみ行政について総括的にお答えいたします。
主に家庭から排出されるごみは
一般廃棄物であり、市が処理するべき責務のある事務でございまして、本市ではそれらのごみを迅速かつ適正に処理するとともに資源を大切にし、よりよい環境を次の世代に継承していくための
循環型社会の実現に向けて取り組むことを、市政運営の重要な位置づけとしております。そのため、資源ごみの
リサイクル事業を推進する一方、可燃ごみ及び不燃ごみの減量化に努めているところでございます。市民の皆様には、
ごみ処理経費の一部を負担していただくことになりましたが、平成20年度から
家庭系ごみの有料化を導入し、それまで増加傾向にあったごみの減量化に大きな成果があったものと考えております。
さらに、
家庭系ごみの有料化にあわせて、
粗大ごみ収集を新たに実施いたしましたことから、多くの皆様に御利用いただいておりますし、特にごみ袋については
地域懇談会において、それまでの大・中・小の3種類の
ごみ指定袋に加え、特小袋の作成要望もありましたことから、市民の皆様に御意見を伺いながら、8リットル相当の特小袋を本年度から御利用していただくなど、
有料ごみ袋についてはおおむね好意的な対応ができていると思っているところでございます。
ごみの収集及び処理は、一日も欠かすことのできない業務でございまして、今後とも市民の皆様から御意見をお聞きし、迅速かつ適正に対応できるよう努力してまいります。
なお、その他の事項につきましては、副市長及び教育長並びに担当部長より答弁いたします。
6:◯議長(島田 稔君) ◯議長(島田 稔君) 山下副市長。
〔副
市長山下慶一郎君登壇〕
7:◯副市長(
山下慶一郎君) ◯副市長(
山下慶一郎君) 木原議員の御質問のうち3番目の、オリーブのほかに梅植樹による
農業収入増計画推進を、についてお答えいたします。
近年、本市の農業は、本年春の晩霜被害で収穫に影響がありました梨に見られますように、気象被害による不作や食品の多様化による国産農産物の消費の低迷などで価格も下落するなど、農業所得においても不安定な状況にございます。また、それらのことが遊休農地の増加を招き、農地の荒廃につながっているのではないかと考えております。
そこで、本市では、農地の荒廃などに対応していくため、本年度から
遊休農地対策とミカン等の補完作物としてオリーブを導入し、その試験栽培に努めているところです。オリーブの
栽培技術等の研究を進めるため、栽培農家による荒尾市
オリーブ研究会が本年4月に発足し、それを市、農協、熊本県、
九州オリーブ普及協会が連携し支援をしているところです。
荒尾市
オリーブ研究会において、
生育障害事例等の情報交換やその対策等の研究を重ねておりますが、現在の荒尾市での生育状況はおおむね順調で、将来の
ブランド化に期待を寄せているところでございます。
ところで、議員からオリーブのほかに梅の栽培を奨励したらどうかとの御提案がありましたが、議員御指摘のように、現下の農業現場ではいかに栽培リスクの分散を図り、軽労働で対応でき、また、
消費者ニーズに合った作物を選択し、農業所得を安定させていくことが大きな課題となっております。その点、梅は収穫時期が5月末から6月であり、ほかの作物との作業が競合しにくく、栽培管理も比較的容易で、また、加工による付加価値が見込める作物だと思われます。
近隣の玉名地域の玉東町では、赤梅を普及させておりますが、これは普通の梅よりクエン酸がより多く含まれていると言われ、梅酢等の加工に適していると言われております。
本市は、中国本土はもとより、台湾でも国父として今なお尊敬を集めている孫文と宮崎兄弟との深い友情の絆があり、くしくも来年は中国の辛亥革命から100年、
宮崎滔天生誕140年の節目の年に当たります。
孫文が革命をなし遂げ、1913年、荒尾への2度目の来訪を果たした際、
宮崎兄弟生家の大きな梅の木をバックに、孫文、宮崎滔天、当時の村民の皆さんとともに写真におさまっておりますが、その写真に写っております梅は樹齢約300年とも言われ、現在も
宮崎兄弟生家で実をつけております。
この梅の木に着目し、この梅を例えば
孫文ゆかりの「孫文梅」と名づけて、中国、台湾などの観光客を主なターゲットにして、荒尾の新たな特産品として活用できないか、現在、梅の木は1本しかございませんので、この梅の実の量をある程度確保していくために、接ぎ木等によりまして苗木の増殖を図ることは検討に値すると考えております。
梅は御指摘のとおりヘルシーであり、また、中国では最も愛されている植物で、台湾では国の花にもなっていると伺っております。中国と荒尾市のこれまでの縁も生かしながら、オリーブとともに梅が荒尾の農業の活性化の目玉の一つとして活用できないか、検討してまいります。
8:◯議長(島田 稔君) ◯議長(島田 稔君)
宮里市民環境部長。
〔
市民環境部長宮里信雄君登壇〕
9
:◯市民環境部長(宮里信雄君)
◯市民環境部長(宮里信雄君) 木原議員御質問のうち、1)
府本小学校の環境についてと、2)ごみ行政についてのうち、1、ごみ袋の評判はどうか、改善は、及び2、
プラ包装容器の
リサイクル化はどうか、また、4)の下水道未整備地区にも水洗化を、についてお答えします。
まず、1)の
府本小学校の環境についての1、
不燃物処理場流末周辺の赤水をどう考えるか、についてお答えをいたします。
荒尾市
一般廃棄物最終処分場を金山地区に設置し、これまで大きな支障もなく運営できてまいりましたのも、当地区を初めといたしまして、周辺地域の皆様の御理解があったものと、感謝いたしております。また、本市といたしましても施設の運営につきましては、ほかの自治体に先駆けて
リサイクル事業を開始し、
埋め立てごみの減量化に努めるとともに、埋立地からの浸出汚水も適正に処理して、行末川に放流いたしております。この放流水は、
廃棄物処理法を遵守することはもちろんのこと、行末川が農業用水として貴重な河川水でありますことから、施設の維持管理には特に点検し運転に努めているところでございます。
この御質問の赤水につきましては、議員御指摘の状況につきまして早急に調査を行うことといたしておりますが、各地で発生している一般的な事象を想定しながらお答えいたしますと、鉄分の比較的多い地域の浅い水路、水田の取水口付近など、湧水量及び流れ出る水量の少ないところや造成地の亀裂、または擁壁の隙間などから、大雨の後などに突然、錆色のどろどろとした沈殿物が見られることがあり、水面には油状の膜ができ、その光沢は油と見間違えることもあるようでして、これは
鉄バクテリアによるものであります。金山地区も鉄分の多い地区でありますことから、そのような観点も視野に入れて調査してみたいと思っているところでございます。本市だけで調査が十分に実施できないと思われるときは、県の機関に協力を依頼したいと考えているところでございます。
また、本市では埋立地に関しての水質測定結果は、地域の
公害防止協定に基づいて通知いたしておりますし、ゴルフ場と本市は
環境保全協定を締結していますことから、本市が排出水及び河川水の調査を実施しております。さらに、事業者が行う水質調査では
本市担当職員が立ち会いを行っており、万一問題が生じるようなときは、厳正に指導することといたしていますことを申し添えさせていただきます。
次に、2番目の通学路にある泥置き場、草置き場をどう考える、についてお答えいたします。
御指摘の土地につきましては、
土地所有者が変わる中で管理不十分となり、不法投棄が多発する状況下であったときに、本市としても地域住民の皆様と協力し、不法投棄の一掃と、不法投棄しにくい
環境づくりとして、所有者と協議の上、道路沿いに
コンクリートの仕切りを設置し、
不法投棄防止に取り組んだ地域でもあります。その後、所有者が市内の建設業者に管理を一任し、造成などにより発生する問題のない廃土で埋め立てているとされていたようでありまして、搬入状況を建設経済部で調査しておりますが、違法性がないことは確認いたしているところでございます。
続いて草についてでありますが、現地の除草により発生した草と、同建設業者が業務を請け負った工事に伴っての除草物を搬入しており、同業者以外の持ち込みがないことは、担当課が確認いたしております。また、この草は当然
一般廃棄物に該当しますことから、適正に処理するよう厳重に指導いたすことといたしております。
次に、2)ごみ行政についての1点目の、ごみ袋の評判はどうか、改善は、につきましては、平成20年度から
家庭系ごみの有料化に伴い、45リットル相当、30リットル相当、15リットル相当の大中小3種類の
指定ごみ袋を作成し、市民の皆様に御利用いただいておりますが、本市の
指定ごみ袋はリニア低
密度ポリエチレン製で、裂けにくい材質で作成しており、市民の皆様から材質に関しての御要望や苦情は特にあっておりません。また、市民の皆様にアンケートをとって、8リットル相当の特小袋を作成した経緯はありますが、市民の皆様の御要望におこたえしているものと思っているところでございます。
次に、2点目の、
プラ包装容器の
リサイクル化はどうかにつきましては、本市では
循環型社会の実現に向けて取り組んでおりますことから、可燃ごみは固定燃料化し、
リサイクル発電所で
熱回収リサイクルの燃料といたしていますし、
本市リサイクル事業につきましては、大きく分類すると紙類、瓶類、缶類、ペットボトル、
発泡スチロールトレイ、金物類、布類を再資源化する
リサイクルを推進していますが、
容器包装リサイクル法に定める
プラスチック製容器は可燃ごみとして処理いたしていますので、
熱回収リサイクルをしていることとなります。また、
プラスチック製容器の
リサイクル方法といたしましては、原材料として再度資源化されるものがある一方で、汚れなどにより品質が落ちるものは、
コークス炉化学原料や高炉の還元材などにおいて利用されております。これは1回だけ利用できる
リサイクルで、
熱回収リサイクルと同じようなものであります。
ちなみに、
日本容器リサイクル協会が取りまとめた平成20年度の
プラスチック製容器包装の処理状況では、家庭からの排出量が約116万トンに達し、市町村が回収する量は約67万トンで、
日本容器包装リサイクル協会の引取量が約60万トンとなり、そのうち約35万トンはパレットやコンパネなどの原材料に利用されていますが、残りの約25万トンは
コークス炉化学原料や高炉の還元剤となっております。なお、平成20年度は
固形燃料化などには利用されていなかったようでございます。そのほか、
プラスチック製容器を
リサイクル事業とするためには、
プラスチック製品の容量がかさばるため、
リサイクル回収や
リサイクルステーションなど、
リサイクル事業の抜本的な見直しと、経費の増加が考えられます。
このようなことから、
循環型社会の実現に向けて研究する必要はあると思いますが、大牟田・
荒尾清掃施設組合との関係や
リサイクル発電事業へ参加していることもあり、今後の施設運営のあり方など、状況を見ながら検討したいと思っているところでございます。
次に、4)の下水道未整備地区にも水洗化を、
下水道整備地区と格差のない設置の仕組みを考えられないかにつきまして、お答えをいたします。
多くの市民の皆様が、衛生面において快適環境の向上を望んでおられることは当然でありますし、本市としても公衆衛生の向上及び
生活排水対策を推進する必要から、
生活排水対策は重要であると考えておりますが、その整備には多額の費用と期間を要しますことから、計画を立てながら進めているところでございます。
そして、本年は、その
生活排水処理基本計画を作成することといたしており、現在、その作業を行っている最中でありますので、平成18年度に作成しました計画によって申し上げますと、
生活排水対策は
下水道事業と
個人設置型浄化槽によることとしてとらえており、平成27年度までに
水洗化人口を77.7%にいたす目標を立てており、その実現に向けて事業の推進を図っているところでございます。
このことから、御質問の
下水道整備地区外における整備は、
個人設置型浄化槽によることが基本となりますが、そのほかの事業としまして、
農業集落排水事業などの制度もありますので、当該地域が事業に適していれば、その制度の利用は可能であると思われます。また、下水道の接続と
個人設置型浄化槽の設置を比較しますと、下水道は接続のための
受益者負担、通常の世帯においては10万円程度が必要ですし、その他としては便器などの改造や接続配管費用がかかります。浄化槽の場合は、下水道接続と同じ点としましては、便器などの改造や配管があり、相違点としましては浄化槽本体の設置費であります。この浄化槽本体費には国・県・市が補助を行っておりまして、国が標準的に示しています補助割合は4割でございます。そして、その額は浄化槽規模により異なりますが、ちなみに5人槽を設置する本市の場合は33万2000円、7人槽が41万4000円、10人槽が54万8000円となっておりまして、この補助は設置者から申請に基づき、設置状況を審査した上で補助することとなります。なお、補助額は浄化槽本体の設置にかかる経費の変動により見直されることがあり、直近では平成19年度に改正いたしております。このことから、補助割合が4割でありますので、残り6割を設置者が負担する計算となりますものの、実際には本市に提出された平均的な工事見積り内容を参考にしますと、補助額が6割から7割となっております。そのため、例えば5人槽で補助額を差し引いた設置者負担額は約20万円と思われ、下水道接続の
受益者負担額10万円程度と比較しても10万円程度の差となり、設置後の使用手数料を勘案しても、大きな差とは考えておりません。
なお、本市といたしましても
下水道整備地区外においては、計画に沿って浄化槽設置を推進したいと考えておりますが、近年、浄化槽の設置基数が計画より減少傾向にありますことから、他市の状況を参考にしながら、し尿制度のあり方とともに、浄化槽設置の増加に向けた調整・検討を行ってまいりたいと思っております。
10:◯議長(島田 稔君) ◯議長(島田 稔君) 馬場建設経済部長。
〔建設経済部長馬場英理君登壇〕
11:◯建設経済部長(馬場英理君) ◯建設経済部長(馬場英理君) それでは、木原議員の御質問の4番の、下水道未整備地域にも水洗化を、近隣市町村の長洲町、それから、玉名市の
公共下水道に接続できないか、それから、桜山、八幡台の処理場に接続できないかについて、お答えいたします。
公共
下水道事業というものは、都市計画法と下水道法の事業認可により、処理区域を決定いたしております。基本的には処理区域外からのその接続は、下水道法で認められておりません。
議員の御質問の処理区域外から長洲町、それから、玉名市または桜山、それから、八幡台の処理場に接続できないかとのことでございますが、これは玉名市、長洲町も公共
下水道事業も進めておりまして、両
公共下水道に接続する場合は、
公共下水道の処理区域であるかどうか、それから、接続する場合には下水道計画の見直しなど、受け入れ側の同意と、都市計画法などの法的な手続き、それから、議会の承認などが必要であると考えております。
現在、長洲町、玉名市は、隣接する他市の処理区域及びその地域外からの下水を受け入れる計画はないのが現状であります。
それから、桜山、八幡台下水処理場につきましては、現在、その両処理場の予定処理区域の整備がまだ完了していない状況で、処理区域外からの処理は予定しておりません。
次に5番目の、地域といいますか村内の公共用水への排水対策を、生活道路として改善をどう考えるのかについて、お答えいたします。
議員の地域、これは都市の健全な発展と秩序ある整備を目的として設けられています都市計画法の用途地域以外の地域で一定の集落を形成している地域を指しての質問であると思われます。そのほとんどが農用地に隣接した集落で、農業振興地域となっています。このような国の土地利用に関する法体系の中で、市街地部を主に所管する国土交通省、それから、農業などの一次産業の振興を主に所管する農林水産省のおのおのの目的に沿った土地利用規制、それから、整備が行われていった結果、現在の市街地部と農村部の状況になっていると思います。
また、本市は昭和48年に市街化区域及び市街化調整区域の区域区分、いわゆる線引きを決定しまして、平成16年に廃止するまで、農村部では分家などの住宅以外は市街地化が抑制された状況でありました。その市街地部に比べ、生活環境整備が遅れています。しかし、日本は今、人口の減少期になり、農村部を新たな市街地に変えることを検討するよりも、農村部のよさに魅かれて移り住んでいただいたり、市街地部に住んで通って農業を営んだり、おのおののよさを選択しながら生活をすることによる定住促進も考えられるんじゃないかと思います。
さて、具体的には、近年これらの地域から出されています生活道路の排水対策や、狭い部分の拡幅工事などの要望は13カ所あります。昨年度は7カ所について整備を行っております。残りの6カ所のうち、本年度4カ所を予算の範囲内で一部改良を予定しております。
そのほか、工事まではいかない個別の要望箇所につきましても、市民の生活に不便をきたさないように現地を確認して、対応が必要な場所については本年度から予算措置をしております。里道などの法定外公共物修繕費により処理といいますか修理をしていきたいと考えております。よろしく、お願いいたします。
12:◯議長(島田 稔君) ◯議長(島田 稔君) 中嶋教育長。
〔教育長中嶋國治君登壇〕
13:◯教育長(中嶋國治君) ◯教育長(中嶋國治君) 木原議員の御質問の、運動公園除草の草の処理方法について、お答えいたします。
議員御承知のように、運動公園は総面積28.5ヘクタールと広大であり、運動公園内はいたるところに雑草が生い茂り、毎年4月から12月までの9カ月につきましては、
シルバー人材センターに除草作業を委託し、屋外競技施設を中心に平日の5日間、計画的に草刈りを行っております。
なお、以前から刈り取った草につきましては、アーチェリーの練習場となっております旧老人ホーム跡地の一角の窪地に運び込んできたところでございます。
しかしながら、今年度は本市で県民体育祭が開催され、アーチェリーの練習場は弓道競技の遠的会場として使用されたため、すでに運び込んでいる草等につきましては、会場及び周辺整備の一環として
シルバー人材センターに委託して、廃棄処分を行ったところでございます。
運動公園の除草作業につきましては、今後も継続して行っていかなければならないことであり、刈り取った草等の処分につきましては、環境に十分配慮することや予算の確保等を含め、関係部署と検討しながら対処していきたいというふうに考えております。
14
:◯木原眞一君
◯木原眞一君 ひと通りの答弁、ありがとうございました。
二、三再質問をさせていただきます。
まず、今回の私の質問になったのは、こういう経緯からでございます。まず、皆さんにお聞き願いたいと思います。
私も、電子辞書を買いました。ちょっと余談になりますけれども。その中に、「孟母三遷の教え」というやつがありました。電子辞書は便利なんですよ、あちこちジャンプできますので。その中に、どんな内容だろうと思いました。孟子の母は、初め墓地の近くに住んでいたそうです。そうしたら孟子が、葬式のまねばかりしておった。そうしたら、今度は市場の近くに越した。すると、この孟子は商人さんのまね、遊びばっかりし始めた。そうしたら今度は、学校の近くに引っ越しをした。そうしたら、ようやく礼儀作法のまね事をするようになったと。要するに、住を構えておるところ次第で、環境によって子ども、要するに私たちも含めてですが、変わってくる。教育にものすごく影響があることをあらわしておる。紀元前三、四世紀ごろの、二千何百年前のころに、こういうこともわかっておったということですね。私もこの前、そういうことを確認したぐらいですが、自分に置き替えても、今度の環境はこれでよかったんだろうかと思います。こう言うと両親、先祖にあれですから、自分たちが環境をよくしながらいかなければならんなと、そういうふうに思います。
そのようなところで、教育環境、自然環境、住環境、生活環境がございます。
府本小学校の環境は、自然環境に恵まれてよいと、昔から言われております。本当に、ほめられておるのかおだてられておるのかわかりませんが、よいと私は思っております。そういう中で大きくなってきました。そういうところに、まずは今の
不燃物処理場は、ぴしゃっと合法的に、設立時にはいろいろありましたけれども、今のところは合法的に推移して、ぴしゃっと処理されておると私も思います。
そこで、しかし、今から先もやってもらうためには、もめ事がないようにするためには、ぴしゃっと管理をしてもらわなければならない。原因はそこであるかどうかわかりませんけれども、そういう意味で、注意喚起する意味で、きょうの質問になりました。そういうことでございます。
そこで、私も蜜蜂屋でもあります。それで夏場は、熊ん蜂の駆除をよく言われます。ダゴバチも巣の周りを、いろんな騒ぎをしたり、こうこうすると、ダゴバチがぶうんといって刺しに来ます。やっぱり、自分たちの住んでいるところで何をしよるじゃろうか、どういう状況にしよるじゃろうかと思って、みんな騒ぐんですよ、やっぱり、わからないとですね。そういうふうにならないように、蜂でさえ刺しに来ます。人間は、やっぱり、法治国家ですからぴしゃっとしたクレームをつける必要があるから、そういう形で、
不燃物処理場も今から先もまだまた余地があるようでございますので、近隣にも気を配りながらぴしゃっと管理、運営をしてもらいたいと思っております。
そういうようなところで、もう一つ、五、六年前に同じ質問をしたんですが、よそでは要するに無放流型といって、処理地の水をほかに出さない。要するに処理区域に水が入らない、雨水も入らないんですね。そういうようなこともやっているところもある、そういうようなことを申し上げたこともありますけれども、それも南関町のほうで産業廃棄物の件で今いろいろあっておりますが、そういうやつを無放流型を水を川に流さないというやつをつくろう、そういうふうに県の提案だと新聞に載っておりました。
そこで、そういうようなところを要するに延命化するには、ぴしゃっとやってもらうには、そういうことも視野に置いて考える必要があるんじゃなかろうかと思います。そしてまた、そういうふうな懸念がないんですよとお知らせするためにも、検査結果を区長さんにお知らせする。もう一つ、区長さんにもその現場といいますか処理場に、視察じゃないけれどもちょっと見てもろてよかですか、そういうふうに立ち入りを願って、こういうふうになっておりますよ、機器はこういうふうになっております、と知らせる必要もあるんじゃなかろうかなと思います。そういうようなところを、ひとつ処理場の件、ごみのほうでは再質問させてもらいます。
それからもう一つ、最後のほうの質問なんですが、
生活インフラですね、
ウォッシュレットの使える状況、それから、村内の排水道路完備、舗装道路という感じなんですが、これはやっぱり、悪循環の法則、これも電子辞書を引いておったんですが、悪循環の法則というのがあるらしいですね。例えば、こういうようなことじゃないかと思うんです。市道をつくってほしいと言うと、市道の幅員は6メーターぐらいないといかんもんなと、よく今までも言われてきました。6メーター確保するには、どぎゃん言うて了解してもらうかといったら、ちょっとそこまでは難しいな、せいぜい四、五メートルでもあれば何とかなりそうなもんと、お金は今のところないもんなと。まず、Aさんが思われます、そして、行政に話に行かれます。そして、そういうことではやっぱりできんかと、引き下がられます。また、四、五年たって、また、新たな役員さんが、やっぱり必要だなと申しに行かれます。そして、やっぱり同じことを言われて引き下がらざるを得ない。そういうふうなマイナスのほうの、やっぱり難しかばい、難しかばいで、納得されて成就されない。これが悪循環の法則じゃないかなと思います。好循環になれるように、好循環法則にならないと、地域から都会に行って──私は団塊の世代ですが──帰って来ようとするにも、やっぱり、おうちに帰ったっちゃ、道が狭いとか
トイレ環境が、やっぱり、ぼっとんばい。それにお金をかけるには、よけいお金が要るもんな。それよかリニューアルタウンとか、もっと税金も安くて住めるようなところに、そこに家を構えたほうがよかばい、そういうふうになるんじゃないかと思うんです。実際そういう話を聞いております。しかし、やっぱり生まれたところがいいんですよ。まず、生まれたところに帰って来るんですよ。そういうふうなことなんですよ。生まれたところが生活環境が、より成長させる、環境を成長させる。扇風機は、今はクーラー、エアコンなんですよ。そういう状況に
生活インフラを助長、考えてあげる、仕組みをつくる、これが大事じゃないかと思います。そして、私たちは、例えばAさんは下水道をしゃあっと流して、それでいいよと。すると、あなたたちはずっとぼっとんよと。これでは、やっぱり子々孫々まで、その環境になじんでしまえばいっちょん構わんですが、やっぱり、高齢化になり足腰、ひざが痛くなって座れないとなってくる、やっぱり洋式のトイレは必要となれば、そして、洋式になれば水洗化と。そうすると簡易水洗もありますけれども、簡易水洗は水ばようけ使い過ぎるもんなと言われます。ぼっとん、くみ取りのほうが安くていいよと、何か納得せざるを得んようなことをよく言われます。しかし、やっぱり水洗ですよ、今からは、洋式ですよ。トイレの環境を変える必要があるんですよ、と思います。そうすることが荒尾市が都市並みに、ヨーロッパ並みの生活をされておる人たちがおる、それに追いつけるような状況になるんじゃないかと思います。そういうところを1点。
それから、先ほど長洲町、玉名市ですね。もしもここで、市町村合併したらどうなるんかなと。そういうときに接続になった場合、玉名市も現在、岱明町が水洗化をやって、玉名市と合併してどういうふうな接続……これ調べて言えばよかったですが、そういうようなところを含めて、同じ行政の中に取り込まれたりした場合、どういうふうなところになるんだろうかと思いもします。
それから、市長さん、これは熊日に載っておりました。それを拡大コピーしてA3サイズにですね。この黒っぽいところが水洗化です、下水道。ちょんちょんが集落整備事業のやつです。網かけの小さいやつが合併浄化槽です。合併浄化槽が、市町村から町村部に多いです。町村部が多いということは、要するに荒尾市で言うならば旧市街化調整区域並みの生活をされておる集落、そういうふうに考えていいと思います。そこに、やっぱり旧市街化調整区域の生活、私たち生活者は下水道じゃなくて合併処理浄化槽が向いておると、この表から見てもわかります。
だから、4割補助があって、6割を自己負担。その6割分がさまざまな業者、その団体をつくる会社のグループは安くなっておる。それでも20万円ぐらいかかる。以前、五、六年前に比べたら88万円が三十五、六万円の補助があっている。そのくらいと表に載っておりましたが、今は大分設置費用が安くなった。それでも20万円ぐらいかかる、六、七万円、10万円ぐらい
受益者負担金、下水道地域の10万円前後からするならば、やっぱり、2倍から3倍ぐらいの費用がかかるということのようです。
それから聞けば、やっぱり少しは設置しやすくなっておるんかなと思いますが、それも、しかし、今度は新興住宅地が、みんな仕組みを持って行かれておるような話も聞きます。新しいお家が、昔からあるお家に、そういうふうな仕組みがあるんですよ、これくらいで済みますよと啓発なんか、昔からあるところを今、簡易水洗化になるような気がします。簡易水洗化よりもやっぱり合併処理浄化槽がいいわけですから、地下水汚染も少なくなるし、そういう意味では合併浄化槽設置の、津奈木町なんかは何か50万円ぐらい補助するなんて新聞に載っておりましたが、周南市なんか9割補助するとありましたけれども、荒尾市の独自策なんかないんですかね。もう一度、再質問をそこら辺をお願いします。
15:◯建設経済部長(馬場英理君) ◯建設経済部長(馬場英理君) 何点か再質問をいただきましたけれども、私のほうで答えられる分だけ、まず答えたいと思います。
まず、生活道路の改修ということで、ある意味では要望というふうにお聞きしたいと思っております。ただ、ここの中で生活道路とその市道との違いといいますか、ここについてはちょっとお話をしておきたいと思います。
これは法律で、幅員とか勾配など構造上の技術基準から、常時良好な状態で保つように維持する基準が定まっている、これが市道であるというふうに認識していただいたらいいんじゃないかと。それに定めてないものが生活道路であると。
それから、利用形態といいますか、これにつきましては集落内の皆さんが、そこに用のある方が主に利用される、これが生活道路であると。集落に関係する人に加えて、ほかのところ、よその人がよそに通り抜けるといいますか、一般の人が多く利用される、もちろん先ほど議員のほうから言われました道路の幅員とかそういうのはあるわけなんですけれども、それが市道であるという位置づけをしております。
例外としまして、生活道路と同じ利用形態であるわけですけれども、土地区画整理法とか都市計画法などがありまして、民間で整備される団地とかがあります。これは市に帰属されて区画道路となる。そのままでは技術基準に適合していますので、ここで議員の皆さんに承認を得て、市道の認定をするということをやっております。
それから、長洲町とか玉名市との合併浄化槽がつなげないのか、合併すればどうなのかというお話ですけれども、その合併した後に、これについては都市計画といいますか、今、荒尾市の中での都市計画はあるわけですけれども、これを合併すればその中で都市計画の見直しといいますか、これをやることが先になると思います。その中で、府本地区といいますか、それがどうなるのか、それは、今あそこが合併すればなりますよということは、今の段階では言えるような状況ではない。そこで見直しを図るということになると思います。
16:◯議長(島田 稔君) ◯議長(島田 稔君) 時間がありませんので、端的にお願いします。
17
:◯市民環境部長(宮里信雄君)
◯市民環境部長(宮里信雄君) 自席より、お答え申し上げます。
地域住民の方々には日ごろより、金山処分場につきましては多大なる御協力をいただきまして、厚く御礼申し上げたいと思っております。
金山埋立地につきましては、荒尾市の市民にとりましては非常に貴重な財産と思っているところでございます。地域住民の皆様の御意見等も十分拝聴しながら、地域周辺の環境整備等も配慮しながら、適正な維持管理を行ってまいりたいと思います。
また、水質等の検査等につきましては、結果が出次第、地域の皆様、行政協力員の皆様にも御報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
それから、浄化槽を促進するための補助額の上乗せ及び維持管理の補助を検討されたらということですけれども、従来の補助額に上乗せ補助を行うことが、行政目標を達成するための大きな手段となるかについて、十分な検討は必要ではないかなと思っているわけです。また、これまでの浄化槽設置者への補助との整合性も出てまいりますので、他市の状況等も考慮しながら研究してまいりたいと思っているところでございます。
また、合併浄化槽の設置の基数ということで、平成19年から平成21年までの3年間においては新築が141件と、既設住宅においても68件ございます。
18
:◯木原眞一君
◯木原眞一君 ありがとうございました。
部長より答弁いただきましたが、まず、生活道路の改善策をよろしくお願いしておきたいと思います。
それから、ごみ処理場に、要するにいつでも区長さんなり、見に来たよといって入れるような状況を、よろしくお願いしたいと要望しておきます。よろしくお願いします。
これをもって、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
19:◯議長(島田 稔君) ◯議長(島田 稔君) ここで5分間程度、休憩をいたします。
午前11時01分 休憩
───────────
午前11時09分 開議
20:◯議長(島田 稔君) ◯議長(島田 稔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑・一般質問を続行します。
10番池田章子議員。
学校の予算が少なくて本の購入がなかなかできないと聞きますが、これは先ほど、中学校では100%、小学校では70%というようなことですね。何らか、これは学校任せじゃなしに市長部局でも考えていただきたいと思います。
不備な点は学校図書館や各学校での連携で補うなど、あらゆる方策が考えられますが、図書館との連携はどうでしょうか。
それから、あとWeb図書館の導入の考え方についてですね。これはまだ始まったばかりですので、ちょっと様子を見ないとなかなかわからないということですけれども、東京都千代田区のWeb図書館は、電子図書をインターネットで貸し出し返却する新しい利用者サービスを行う、公共図書館としては国内では初めての試みとして注目されておりますが、荒尾市とは規模が違い、なかなかそこまでは手が届かないと思いがちですが、市場でも電子図書がインターネット上の販売サイトからダウンロードして、専用端末や多機能携帯電話スマートフォンなどで読む人がふえております。価格も文庫本並み、それよりも幾分安く済むようです。
米国では市場が急拡大しているということで、先週、熊日新聞にも載っていましたが、ソニーが欧米を中心に13カ国で販売している電子書籍端末リーダーを今月10日に国内で販売すると発表いたしております。大体、文庫本と同じくらいの大きさの5型と6型の2機種で、2万円から2万5000円前後で、アップル社のiPadの4万8800円より安く、年間30万台の販売を目指すとしております。これからますます電子書籍が普及すると思います。現在は活字離れといいますが、紙媒体に載っている文字だけが活字ではないのです。インターネットは巨大な活字媒体であると思います。将来的な展望といたしましては、このことも検討すべきと思いますが、いかがでしょうか。
何点かありましたので、簡単に御答弁をお願いします。
60:◯教育長(中嶋國治君) ◯教育長(中嶋國治君) 再質問に、お答えいたします。
まず、専門書のことですけれども、専門書に限らず一般の図書についても、これは毎月購入いたしております。
それから、学校図書館と図書館との連携でございますけれども、これは学校のほうから図書館のほうに、こういう図書がないかというような問い合わせをいたしまして、それに応じて図書館のほうから、まとめて図書を学校に持っていく、こういった取り組みをいたしております。そういった点では、学校図書館での本の冊数を補っているというような面もございます。
それから、Web図書館とか電子書籍につきましては、今、議員がおっしゃったとおりだろうと思います。これは動き始めたばかりでございますので、そこら辺の利点とかいろんな図書館の状況をかんがみて、今後、検討させていただきたいというふうに思っております。
61:◯百田勝義君 ◯百田勝義君 すみません、集約します。
今回の質問の冒頭で述べましたが、群馬の小6女児がいじめを受け、それが原因で自殺したニュースを聞き、我が地域平井校区とあまりのギャップに思いを馳せたからであります。私は小学校のころ、古庄原から1時間ぐらいかかって平井小学校に通いました。あるとき、算数の時間に担任の先生にほめられました。前の日に算数の予習をしていましたので、私が一人答えることができたからです。下校の途中、休憩していた道路工事のおじさんに「偉い、横綱栃錦。」とほめられました。皆さん、栃錦を御存じですか。(発言する者あり)。若い人は知りなさらんですね。うれしくてやる気が出ました。平井小学校には5年生までしかおらず、あとはずっと大牟田で過ごし、再び縁あって荒尾市に戻ってきました。私が作業している工場の前後を、平井小学校の子どもたちが登下校して通ります。元気に「おはようございます。」とあいさつする子ども、朝から友だち同士でけんかして泣きながら行く子ども。道路脇の側溝にはまって泣いている女の子など、さまざまです。あるとき、学校の下校時、よくあいさつする男の子が大声で泣いて、私が作業している工場に駆け込んで来ました。いじめっ子に泣かされたと言うのです。私はハンマー作業をしておりましたので、そのハンマーをその子に握らせました。(笑声)瞬間、泣きやみ、いじめっ子は田んぼの中を命からがら逃げて行くのが見えました。教育は学校だけでやるものではなく、学校、家庭、地域が一体でやるものと実感しています。一体となって呼吸しているこの地域の伝統が、子どもの人格を育てているのではないかと思います。
そう考えると、事業仕分けみたいに簡単に学校の統廃合は行えないと思いますが、皆様どうお考えでしょうか。
以上で、終わります。
────────────────────────────────
62:◯議長(島田 稔君) ◯議長(島田 稔君) 以上で、通告による質疑及び一般質問は終結いたしました。
議案及び請願・陳情は、お手元に配付しております議案付託表及び請願・陳情一覧表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。
次に、議案に関する事件を調査された委員会は、その経過を主管委員長に連絡通知されるよう望みます。
なお、議案に対する討論者は、12月6日正午までにその要旨を文書で通告願います。
お諮りいたします。明12月2日から12月7日までの6日間は、委員会開催等のため休会したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
63:◯議長(島田 稔君) ◯議長(島田 稔君) 御異議なしと認めます。よって、明12月2日から12月7日までの6日間は、休会することに決しました。
次の本会議は、来る12月8日午前10時から再開いたします。
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
午後 3時28分 散会...